らっこ工房

趣味の料理、お菓子作り、ソーイングやなどを中心に。

庭のみかんでピールを作る

職場の方からいただきものです。

 

庭になっているという大きな柑橘。

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夏みかん?甘夏?

皮のごわごわした柑橘を見ると、無性に作りたくなるのが

柑橘ピールです。

 

作り方としては、苦味を取るために

 

・皮を一晩水に漬ける

・何度か茹でこぼす

という作業が一般的ですが、

 

以前、しっかり茹ですぎて香りや風味まで飛んでしまい

味気ないピールになってしまった覚えがあるので、

 

皮は茹でずに水に漬けて苦味を抜く

方法をとりました。

 

まつのベジフルサポータージャーナルバックナンバー集 | 株式会社まつの

こちらのブログを参考に、手を抜くところは抜いて(笑)

作ってみたので簡単にご紹介します。

 

よく洗った柑橘を包丁で4つに切り、ボウルなどを使い、たっぷりの水に浸します。皮が浮いてくる場合はお皿などで軽く「おもし」をするといいです。

 

毎日水を取り替えながら、2,3日置きます。

 

丸1日浸しておくと皮が軟らかくなってくるので、そのタイミングで 内側のワタを包丁で半分くらいの厚さに削り取っておきます。ワタの部分は煮るとゼリー状になり、苦味もほとんど感じないので少し残しましょう。

 

削る前。

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削ったあと。

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終わったら、取り替えた水に再び浸します。

 

2,3日経過したら

皮をスティック状に切り、

皮の重さの50%の砂糖と一緒に煮ます(甘さ控えめです)。

入れる水も50%かそれより少ないくらいでOK!

(煮汁が無くなるまで煮るので、水を入れすぎると時間がかかります。)

 

柑橘の酸が金属を溶かしてしまうので、金属の鍋ではなくホーローや土鍋を使います。できれば大きくて平たい鍋がおすすめです。

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ちなみに写真はステンレス鍋。ステンレスなら大丈夫と聞いたことがあったのですが、加熱後に少し金属のニオイがしました… やはりホーロー、土鍋がいいみたいです。

 

ここでのポイントは5分以上グツグツしないこと。

長時間煮ると軟らかくなり、風味が飛んでしまいます。

 

①強火で5分程煮たらピールを鍋から出してバットやザルで乾かす。

 

②1時間くらい乾かしたら再び5分煮る。

 

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この作業を煮汁が無くなるまで2,3回繰り返し、

半日ほど乾燥させたら出来上がりです。

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長期保存用には作っていないので、冷蔵庫に入れてなるべく早くいただきます。

オランジェットや刻んでパウンドケーキに入れても美味しいです!

 

普段捨ててしまう部分をごちそうにできるってすごく幸せな気分になります。

皮がごわごわな柑橘が手に入ったらぜひ作ってみてくださいね。


お読みいただきありがとうございました!

直線裁ち・直線縫いで服を作る②「地の目を通す」

以前、チェック柄の生地でシャツを作りましたが、

今回は無地で挑戦しました。

 

使ったのは綿麻のブロード生地です。

 

普通のコットンのブロードよりも生地が柔らかめで涼しそうだったので購入。

コットンのブロードはワイシャツなどによく使用されるそうですね。

 

まずは生地のゆがみを取るために 

水通し、アイロンがけ。

 

そして「地の目を通す」作業。

 

買ってきたままの布の端は

まっすぐに切られていなかったり、糸がほつれていたり。

このほつれた部分を整えていきます。

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上の写真のように飛び出た糸を一本一本取っていき・・・

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よこ糸がまっすぐになったのがお分かりでしょうか?

(たて糸がちょんちょん出ていますが、この後はさみで整えます)

 

これは初めてやったので、コツがつかめず難しかったです。

1枚につき1時間近くかかってしまいました。

 

次回は簡単な方法を調べよう!

 

そしてちくちく手縫いタイム・・・

 

出来上がったのがこちらです。

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前回のチェック柄より布幅を2cm増やしたので 

袖が少し長くなりました。

 

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麻が混ざっているのでしゃりしゃり、ヒンヤリ感あります。

 

リネンのワイドパンツとかロングスカートと合わせても素敵だなあと、少し夏が楽しみになりました。

 

直線裁ち・直線縫いで服を作る

 
初めて自分のために一から服を作りました。
 
作ってみたのは「カレンシャツ」。
 
 大好きな雑誌「うかたま」で、布作家の早川ユミさんが紹介していました。
 

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タイのカレン族が着ている衣装からヒントを得ているそうで、
 
 幅30cm程度の布を2枚、まっすぐ縫い合わせるだけのとてもシンプルなシャツなのです。
 
…細長い反物から作る日本の着物と似ていますね。
 
近くの手芸屋さんで、春夏らしいコットン生地を見つけ、ふと「作ってみよう」と思い立ちました。

 

作り方通りに生地を切って、印をつけて、
さあミシン!と言いたいところなのですが、
 
私、ミシンの使い方がわからないので、手作業でちくちく縫っていきます。
 
ひたすらなみ縫い、返し縫い…
時間はかかりますが、運針の良い練習になりました。
 
ほつれが心配な部分は、横にぐるぐると糸を渡して補強。
(本当は「かんぬき止め」等がいいのでしょうが、わからないので)
 
数日間、夢中になってちくちくし、完成したのがこちらです。
 

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見た目はただの四角い生地ですが

着ると…
 

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肩の辺りが自然に落ちて、Tシャツみたいなシルエットになります。
民族衣装からできたデザインですが、今の暮らしにもよくなじみますよね。
脇は中心の部分しか縫っていないので
着心地もゆったりとしていて暑い夏にはいいかもです。
 
何より、形になって良かった!
 
ちなみに、今回のチェック生地は柄の線に沿ってまっすぐ裁断できたので、お裁縫初心者の私には扱いやすかったです。
 
次は無地の生地でも作ってみたいですね。